2024年04月03日
フローリングコラム
無垢フローリングと突板貼りの複合フローリングはどちらがいいですか?
Q: 無垢フローリングと突板貼りの複合フローリングのどちらかで迷っています。長い目でみた時にどちらがいいですか?
A: 無垢フローリングと突板貼りの複合フローリングはいずれもが良いところも悪いところもあるので、一概には言えませんが、それぞれの特徴から自分に合うものを選ぶことが良いでしょう。
無垢フローリングのメリットとして、天然木そのものの味わいや重厚感があります。そもそも木の厚みがあるため長く利用することができます。床材は物を引きずったり、落としたり、踏んだりされるため傷つきやすいものです。無垢フローリングであれば、研磨して再塗装すれば新品同様の仕上がりにすることもできます。ただ、環境によって床材が伸び縮みしやすいことがあります。
一方、突板貼りの複合フローリングのメリットは、初期費用が無垢フローリングに比べて安く、温度や湿度で伸縮しにくく、品質が均一で施工しやすいことが挙げられます。一般的に耐傷性を高める加工が施されていますが、0.3mmほどの厚みの突板が繊維板と合板に張り合わせてあるので、いったん傷が付くと下地が露出してしまう恐れがあります。また研磨もできないため、リフォーム時にはどうしても張り替えが必要になります。研磨して再塗装するよりも張り替えには費用と工期がかかります。
長い目で見るなら無垢フローリングをおすすめします。