2024年05月13日
フローリングコラム
畳からフローリングへリフォームするにはどうすればいいでしょうか?
Q:築40年になる家の和室を畳からフローリングへリフォームしようと考えています。どんなことに気をつければよいのでしょうか?
A.:まず畳を確認しましょう。畳には京間・中京間・江戸間があり、それぞれ大きさが異なります。厚さも55mm~60mmあります。
フローリングの厚さは15mmなので、そのまま張ると段差ができてしまいます。そのため新たに床下地を組んで高さを調整する必要があります。
床下地材として厚さ40mm~45mmの根太を303mm間隔で、フローリングの張り方向に対して直交させて設置します。(図を参照)特に水平になるようにすることと既存の根太と直交させてしっかり根太を固定するようにしてください。床鳴りの原因になったりするので注意が必要です。後はフローリングの施工要領に従って施工すれば完成です。
今回ご紹介した工法では、根太張用フローリングを必ず選んでください。直張用だと床がたわんで床鳴りしたり、重さに耐えられず破損したりする恐れがあります。
このリフォームのメリットは、下地の状態を確認してからフローリングを張るので、シロアリや腐食などの傷みがある場合もしっかり補修でき、周囲の床や扉などの高さとも合わせやすくなることです。ただ、DIYで施工するには難易度は高めの工事となります。