2024年07月24日
フローリングコラム
マンションのフローリングを張り替えたいのですが、どのようなフローリングがいいですか?
Q: マンションのフローリングを張り替えたいのですが、マンション管理組合の規約でフローリング材の遮音等級の制限がLL-45以上とあります。無垢フローリングに張り替えるにはどのような方法がありますか。
A: マンション管理組合の規約をご覧になり、管理組合や管理会社にリフォームが可能かどうかをご確認下さい。その上で、規約に適合するフローリングおよび構法をお選び下さい。
音には人の声など空気を伝わって聞こえる空気音と、スプーンを落としたり人が歩いたりすることで壁や床を震わせて伝わる個体音があります。遮音フローリングや遮音二重床は個体音を伝わりにくくする床材および床下地材となります。個体音にはスプーンなどを落とした際に発生する軽く高い音の軽量衝撃音と、人が飛び跳ねる際に発生する重く鈍い音の重量衝撃音の2種類があります。
LL-45は、床の軽量衝撃音に対する遮音等級で、上階の生活音が少し聞こえる程度とされています。
既設床がコンクリート等の下地に直貼りされている場合は、張り替え予定の直貼フローリングの遮音等級が規約に適合するかを確認する必要があります。既設床が二重床であるもしくはで二重床を新設する場合は、床下地となる二重床の遮音等級が規約に適合するかを確認する必要があります。床下地が規約に適合している場合は一般的なフローリングを選択することができます。