2024年06月06日
フローリングコラム
フローリングの張り替えと重ね貼りのメリットとデメリットを教えてください。
Q: 家のリフォームを考えています。複合フローリングから無垢フローリングにしたいと思っています。張り替えと重ね貼りの2つの工法があると聞きました。メリットとデメリットを教えてください。
A: 張り替え工法は、既存の床材を剥がし新しい床材を貼る工法です。
メリットは、床下地に床鳴りやタワミなどの不具合があっても改善することができます。
デメリットは、床材を剥がす際に床下地材が破損するため床下地からやり直す必要があります。また剥がした床材や床下地材を撤去し、処分しなければなりません。
重ね貼り工法は、既存の床の上に新しい床材を貼る工法です。
メリットは、撤去費用がかからず、張り替え工法に比べて費用も安く、工期も短くなります。
デメリットは、腐食、シロアリ被害等床下地の状況が十分把握できないことです。また床材の厚み分だけ周囲と段差ができるので、床見切り材などで段差を解消する必要があり、開き戸の場合は開閉時に支障が出ることがあります。より薄いフローリングを使用することがおすすめです。弊社では8㎜厚のペースト8という改修用の製品があります。重ね貼り工法をお考えでしたらご検討いただけますと幸いです。