2023年12月27日
フローリングコラム
無垢フローリングは傷がつきやすい?
Q: 無垢フローリングを使いたいのですが、無垢フローリングは傷つきやすいと聞きます。大丈夫でしょうか?
A: 柔らかな木の無垢フローリングや塗装されていない無垢フローリングは、どうしても傷がつきやすくなります。傷つきにくい仕上げや樹種を選べば大丈夫です。
フローリングの傷には主に2種類あります。ものを引きずった際にできてしまう「引きずり傷」と物を落とした際にできてしまう「落とし傷」があります。
「引きずり傷」はフローリングの表面仕上げによってその強さが異なります。
一般的に無垢フローリングの仕上げ塗装は大きく分けて2種類あります。一つは天然オイル仕上げ、もう一つはウレタン塗装仕上げがあります。天然オイル仕上げは浸透系塗料で無垢フローリングに染みこませるもので、ウレタン塗装仕上げは木の表面に膜を造り保護しています。耐摩耗性の高いほど引きずり傷はつきにくくなりますが、佐藤工業のUVファインセラミック塗装仕上げは、摩耗試験において一般的なウレタン塗装仕上げに比べて2倍以上の耐摩耗性があるので、より傷がつきにくくなっています。
「落とし傷」はフローリングの硬さ、つまり木の硬さによってその強さが異なります。
針葉樹のすぎの硬さと比べて、広葉樹のオーク、バーチ、チークは2倍以上の硬さがあります。
傷も生活してきた味として楽しめる方は針葉樹のすぎ、ひのき。できるだけ傷がつかない床を希望されるかたは、オーク、バーチ、チークなど広葉樹がおすすめです。