2024年07月24日
フローリングコラム
無垢フローリングは傷つきやすいですか?
Q: 無垢フローリングは傷つきやすいと聞きました。傷つきにくいものはありませんか。
A: 無垢フローリングだから傷つきやすいということではありません。
フローリングの傷は椅子のキャスターなどによりできる「すり傷」と物を落とした際にできる「へこみ傷」があります。
すり傷に対する耐久性はフローリングの仕上げによって決まります。UVファインセラミック塗装仕上げでは、フローリングの表面に耐摩耗性のある塗膜があり、床材を保護しているので耐傷性があります。一方天然オイル仕上げではほとんど塗膜がないためフローリングに直接、傷がつきます。
へこみ傷に対する耐久性は床材の硬さによって決まります。フローリングの硬さの目安には気乾比重があります。気乾比重が高いほど硬くへこみ傷がつきにくくなります。木には針葉樹と広葉樹があり、針葉樹は比重が軽く柔らかく、広葉樹は重く硬い傾向があります。例えば、広葉樹のオーク、バーチはヒノキの2倍程度の硬さがあります。
突板の複合フローリング(合板フロア)は高密度の繊維版を基材に使用することによってへこみ傷のつきにくさを実現しています。
傷つきにくいメープル、バーチ、チーク、オークなどの広葉樹の無垢フローリングをおすすめいたします。